植栽~植物と一緒に育つ心~②
前回に引き続き植栽についてお伝えしていきたいと思います
今回は、子どもたちが日々、植物との関わりの中から学び、興味を示している事柄を紹介していきます。
サンライズキッズ保育園では、まだ言葉や生活の経験の浅い0,1,2歳児のお子様を預からせて頂いております。
そこで、保育生活の中で沢山の経験やお友だちと過ごす社会性、思いやりなどに繋がる関わりを行っております。前回の植栽についてのお話では、園内で育てている植物について子どもたちが水やりのやり方を学んだり、
高年齢児の園児さんが低年齢児の園児さんに見本になったり、関わりを持つことによって優しさや距離間を持てるようになってくることをお伝えいたしました。
社会性
3歳未満児の子どもたちにとって、お友だちとの距離を持ちながら玩具の取り合いやリトミックなどを行うことは大変難しいことであります。
だからといって完全に分けてしまい、別の活動を提供し続けることでは社会性は育ちません。
日々の活動の中で保育士も子どもたちの関わりの仲立ちしながら園児さんを促し、
そして、楽しく遊ぶためにはルールがあったり、
お友だちと順番でもの使うとケンカしてイヤな気持ちにもならない、
自分よりも小さなお友だちのお手伝いやお世話をするとその可愛い赤ちゃんが自分に対して笑顔を返してくれて温かい気持ちになるといった事を伝えています。
公園での一コマですが、公園で不思議な植物を保育士さんと観察して興味を持った園児さんが、
お友だちと取り合いもせずに、「これ、一緒に見よ~」と誘い掛け、驚きや興味を分かち合っていました。
その後、驚いたことに、次は自分で散策して同じ種類の植物を見つけ出し、向かった先は…
自分より年齢の小さい1歳児さんのもとへ
「ハイどーぞ!」と言って自分で見つけてきたカラスマエンドウをプレゼントしていました
とても、心温まる光景を目にしたと共に植栽を通して思いやりやお友だちとの距離感を学んでいっているんだと感じました。
興味関心
保育園で植物を育てる経験から、子どもたち一人ひとり感じ方や興味の方向性も変わってきます。
自分なりにアレンジ!保育園で苗の植え付けをしたことを覚えていたのかな
「わーキレイなお花」
その後ろでも興味を示しているお友だちの姿も
わたげを見つけたよ!吹くと種子がことも保育士から教えてもらい、飛んで行ったわたげを見て「赤ちゃんバイバ~イ」と言っていました。
最後に、木のくぼみや形、そこに住む昆虫に興味を持つ園児さんの姿も!
保育園に通うまで植物と触れ合う経験がなかったり、花の側に虫が飛んでいるから怖くて近づけられない園児さんもいましたが、繰り返しているうちに少しずつ興味を持ち自分から発見するまでにもなっています。
ご家庭でも沢山の経験ができるかと思います。
その際には是非子どもたちと同じ目線に立って一緒に楽しんでみてください