保育園・保育所のいろいろな種類ってなにがあるの?
2022年05月10日
  
子どもを預けようと検討を始めた時に、多くのパパ・ママが直面する疑問。
幼稚園と保育園の違いってなに? 保育園ってこんなに種類があるけど何が違うの?
などどこに通えばよいか悩みますよね。
ここでは、そんな悩みを抱えるパパ・ママに向けた保育園の種類について解説していきます。  
保育施設とは?
就学前の子どもで保育が必要な子を預かる施設のことを、『保育施設』と言います。
保育施設には、大きく分けて2つに分類されます。  
認可保育所
認可等を受け運営している保育施設です。
- ・『認可保育所』
 - ・『幼保連携型認定こども園』
 - ・『地域型保育事業』
 
認可外保育施設
認可を受けず運営している保育施設です。
- ・『無認可保育所』
 - ・『託児所』
 - ・『認可を受けていないベビーシッター』
 - ・『ベビーホテル』など
 
待機児童の問題も浮き彫りになる中で、子どもを預かる施設も多彩になってきました。
ご家庭の事情やパパ・ママのお仕事などに合わせて、子どもにとっても楽しく成長できる施設を選びましょう。    
認可保育所(保育園)ってなに?
認可保育所(保育園)とは、国からのある決まった設置項目の基準を満たし、
都道府県知事に認可された保育施設のことを言います。 
☆設置基準の項目☆
- ・保育士等の職員数
 - ・施設の広さ
 - ・給食設備
 - ・防災管理
 - ・衛生管理 など
 
認可保育所(保育園)の種類
認可保育所には、どのような種類があるのか、みていきましょう。
A:認可保育所(保育園)
厚生労働省の管轄である児童福祉施設を指します。
0歳~5歳までの就学前の子どもを対象に預かってくれる保育施設です。
認可保育所(保育園)は大きく分けて3つに分類されます。
- ▪️公立保育園(公立園) …各市区町村の直営。保育士は公務員。そのためかベテランが多く在籍している。
 
- ▪️私立保育園 …それぞれの園のカラーがある。英語に力を入れていたりなど。 0歳児の預かりや延長保育を実施している率が公立よりも高い。
 
- ▪️公設民営保育園 …国や地方自治体が設置し、民間委託され運営している。
 
B:認定こども園
0歳~5歳までの就学前の子どもを対象に預かってくれる保育施設です。
特徴として、幼稚園と保育園の幼保一体型という点があげられます。 
認定こども園は大きく4つのタイプがあります。
- ▪️ 幼保連携方
 - ▪️ 幼稚園型
 - ▪️ 保育所型
 - ▪️ 地方裁量型
 
C:地域型保育事業
0歳~2歳の子どもを対象に預かってくれる保育施設です。 
地域型保育事業は大きく4つに分類されます。
- ▪️ 家庭的保育
 - ▪️ 小規模保育
 - ▪️ 事業所内保育
 - ▪️ 居宅訪問型保育
 
今後の待機児童数を減少させる施設として、期待されています。
認可外保育施設ってなに?
国の基準を満たしておらず、都道府県知事や政令指定都市の
市長又は中核市の市長の認可を受けていない 
(又は認可を取り消された)保育施設のことを言います。  
認可外保育施設の種類
認可外保育施設には、どのような種類があるのか、みていきましょう。
- ▪️ 『無認可保育所』
 - ▪️ 『託児所』
 - ▪️ 『認可を受けていないベビーシッター』
 - ▪️ 『ベビーホテル』
 - ▪️ 『企業内保育施設』など
 
認可外保育施設は世の中にたくさんあります。 認可外と聞くと、良いイメージがわかないかもしれませんが
保護者のあらゆる希望に応じてくれやすい施設です。
夜間帯での対応や認可保育所(保育園)では受けられないサービスがあるので、 
こちらもぜひ預ける際は検討してみてください。    
幼稚園とは?
満3才から小学校就学の年の満6歳になるまでの幼児を対象に預かってくれる、 
学校教育法に定められた文部科学省管轄の教育を目的とした施設です。
また、幼稚園は小学校や中学校のような義務教育機関ではありません。 
幼稚園は大きく分けて2つに分類されます。
- ▪️ 公立幼稚園→幼稚園には都道府県が認可した施設。
 - ▪️ 私立幼稚園→学校法人や社会福祉法人が運営する施設。
 
幼稚園と保育園の違いは?
幼稚園と保育園の違いは、管轄省庁もありますが 「対象年齢の違い」
「預かる時間の違い」「保育料の違い」など、 それぞれのメリット、
デメリットがありますのでご家庭でよく検討してみてください。    
まとめ
待機児童の問題や共働きの家庭が増えたことで、 
様々なサービスを改善し提供してくれる保育施設が増えてきています。
まずは近くの色んな施設を見学すること、区役所等で出会うママ友に情報をもらうこと、 
SNSを発信している園も増えてきているので、事前に情報を集めることもできます。
お子様がのびのびと成長していける良い施設に巡り合えるよう、 
パパ&ママはきちんと安心して預けられる施設を探してみてください。