ゲストが会場に物理的に集まらないでもオンラインで結婚式を開催することができるとあって、新型コロナウィルスの影響により結婚式の中止や延期に悩む多くのカップルに支持されています。
オンライン婚活パーティー同様、パソコンやスマホがあれば海外や遠隔地に居ても簡単に結婚式に列席できるので、WEB婚は今後も結婚式のスタイルとして定番の選択肢のひとつとなるでしょう。
WEB婚とは、文字どおりWEBの中で開催する結婚式や披露宴のこと。
従来のゲストが会場に集まる結婚式と違って印刷された招待状を郵送するのではなく、新郎新婦がパソコンやスマホからオンラインでゲストを招待するのが一般的で、ゲストは招待されたURLからWEB婚に参加します。披露宴では誓いの言葉やケーキ入刀、友人からのメッセージや余興といった通常のプログラムを行うことが可能です。
WEB婚は大きく、ライブ形式と録画形式という2つのタイプに分かれます。
ライブ形式のWEB婚には、ゲストはZoomやSkypeをはじめとする画面共有アプリを使ってビデオチャットで参加します。新郎新婦が実際の結婚式場などの会場に居てプロの司会者が進行する中、プロフィールムービーやケーキ入刀、場合によっては集まった全員が一緒に歌ったりなど、オンラインとはいえ従来の披露宴そのものが行えるのが人気です。
一方の録画形式のWEB婚では、ゲストはYoutubeなどに限定配信されたムービーを観るというシンプルなスタイル。オープニングムービーやプロフィールムービーなどを含む画像を用意して構成するのが一般的です。ライブ配信ではないため事前に落ち着いて作成できるというメリットがあり、ゲストからコメント機能で祝福メッセージが受け取れます。
新郎新婦が世界中どこにいても開催できるのがWEB婚最大のメリット。二人だけの海外挙式や両親だけがオフラインで列席しているレストランウェディング、もちろん二人の新居からでもWEB婚は開催が可能。
通常なら参列の難しい遠方に住む高齢のゲストや子育て中の友人などにも気軽に参加してもらえます。写真だけ送るのではなく動画で見せることができるので、新郎新婦の大切な人たちも心から祝福してくれるでしょう。ライブ形式ならリアルタイムで「おめでとう！」「ありがとう！」が伝わります。
また費用も大幅に抑えることができるので、予算の都合で結婚式を諦めていたカップルにとってもWEB婚は新しい選択肢となるでしょう。
監修：エクシオ 婚活アドバイザー 北川志穂