年代による結婚観の違い
2014年08月15日
カテゴリー: その他
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先日京都サロンで「結婚したくなる男講座」というセミナーを開催致しました。
各月で男性と女性を交互に行っていますが、今回は男性でした。
30代半ばの男性がご参加されていたのですが、
女性が年代によって結婚観が異なる話をしたところ、とても興味をお持ちのようでした。
同じように婚活をしている独身女性でも、年代によって考え方がかなり違い、
それは社会背景に大きく左右されていることが多いです。
日々婚活のお手伝いをする中でのアドバイスも盛り込ませていただきます。
先ず40代の方です。
バブル時代を多少ご存知なので、女性は男性に大事にされることを望む傾向が強いです。
また社会的にも男女雇用均等法ができた時代ですが、まだまだ立ち位置は男性の方が上でした。
仕事では男性のサポート役に周り、プライベートでは男性に尽くしてもらう意識が抜けません。
自分から積極的に告白等はせず、男性からのアプローチをひたすら待つ方々が多いです。
でも羽振りの良い時を知っていますから、相応の条件でないと認めない我もお持ちです。
ただし、この年代の男性は、非常に収入面で差が開いています。
ご条件の高い数少ない男性に人気が集中するのが、特徴です。
40代の女性の皆様は、全ての条件を満たすことを前提とせず、広い視野と心を持っていただきたいと思います。
次に30代の方です。
頑張る女性がとても多い世代です。
女性の総合職や上司となり男性の部下を持つ社会が誕生しました。
また就職氷河期で、大学を卒業する女性が増え、資格やキャリアを積んで、努力が求められた時代です。
「腰掛け就職」や「寿退社」が流行らなくなり、今も現役で頑張っておられることと思います。
男性に対しては、自分以上に頑張っている方に惹かれる傾向が強いです。
会員様からも「尊敬できない人は嫌」という言葉をよく耳にします。
ただそんなご要望に叶うような男性は、既に既婚者となっておられる年代です。
年齢の幅を広く見るのか、今の厳しい条件枠を緩和するのか、ある意味選択肢の見直しが必要です。
ご自分が頑張ってきただけに、苦しいのはよくわかります。
しかし職場での評価を得るのと、奥様としての必要性と、男性のジャッジは非なるものです。
その着眼を早めに気づく方が得策と言えるでしょう。
最後に20代の方です。
景気の良かった右肩上がりに成長を続ける日本を歴史でしか知らない世代です。
大きな夢を見たり追いかけたりせず、手に入るサイズの幸せを求める傾向にあります。
車の免許を取らない若者も多いと聞きますが、「贅沢をしない」という発想なのです。
また30代の方には気の毒ですが、バリバリ頑張ってきた女性の先輩を見て、
「将来私もあんな風に昇進したい」と思わないようです。
反面教師にするならば、早めに結婚して、共働きでも二人で楽しい家庭を持ちたいという意識に繋がります。
このように全ての方に当てはまる訳ではありませんが、年代により傾向があります。
それによって結婚観も男女ともに変化してきているのです。
生まれ育った時代には抗えませんが、認識することはとても大切です。
また時代が変化することに、頭も変化させていかなければいけません。
自分以外にお相手という対象の要る婚活において、対応力というものが必要なのです。
結婚相手は同世代とは限りません。
結婚に対して同じ価値観を持っている訳ではないのです。
自分の年代を否定することなく、違う年代を受け入れ、考え方や価値観の違いを受け入れましょう。
新しいことを吸収することは楽しいことです。
素直な気持ちで、明るくハッピーな婚活ができるように努力なさってみて下さい。
京都サロン 広瀬祐子